再び第三京浜を北へ

いまやサポーターを名乗るのもおこがましい
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(たぶん)東京一のとんかつ屋 〜蒲田 とんかつ丸一

 新しく美味しい店を探す時、よく「食べログ」や「ライブドアグルメ」といった口コミグルメサイトを利用しますが、参考にこそすれどもあてにはしないようにしています。
鵜呑みにして痛い目に遭ったことが何度もあるし、逆に自分が美味しいと思った店が意外に辛い評価だったりすることがしばしばあるから。
そもそも味の好みは千差万別であり、味覚ほど曖昧で抽象的なものはないですからね。
それでもさすがに高評価を受けている店に実際に足を運んでみると、「なるほど」と納得することが多く、それゆえ全面的に信頼はしないけど参考になると思いながらその手のサイトを閲覧しています。
 健康診断で前日の夜から食事を差し控えていた火曜日。
午前中に無事終えて、空腹の絶頂に差し掛かった頃に食べるランチは、ぜひともボリュームがあって脂っこいものをガッツリ食べたい、それならとんかつかな、どうせなら旨いのが食いたいね、などと食べログを眺めていて、見つけたのがここ「とんかつ丸一」です。
東京とんかつランキングで堂々の一位に輝く店。



蒲田にあるお店です。
健診があった横浜関内からとことこと京浜東北線に乗って行ってきました。
11時半頃に着きましたが、すでに10数席のカウンターは満席で、2,3人待っていました。
客の大半は近隣のサラリーマン風で、黙々と食べています。

さほど待たずに席につき、ロースかつ定食1,100円を注文。
とんかつはロースに限ります。
ヒレも捨て難いけど、とんかつはロースに止めを刺すでしょう。
本当は倍以上の値段のする「極上ロース」を食べたかったのですが、「売り切れ」の札が。
ランチには出してないのでしょうか。



断面はうっすらピンク色をしています。
ミディアムレアですね。
ここの豚肉は千葉にある林商店という生産者のSPF豚を使用しているそうです。
「SPF」ってなんぞや?と言うと、「specific(特定の)pathogen(病原菌が)fee(いない)」の略ですね。
そもそも豚肉を生食はもちろん、半焼き、生焼きで食べないのは、豚が持つ寄生虫や細菌が原因で感染症や食中毒を起こす危険があるからで、それらを持たない豚なら生は無理としても、加熱すればレア状態で食すことができるということなのです。
肉は加熱し過ぎると、水分の蒸発やたんぱく質の凝固によって硬くなるので、調理方法としては熱を加え過ぎないのが理想ですが、SPF豚であれば、それが可能なのですね。



しかし日本人は豚肉の生焼けには拒否反応がありますね。
私も幼少の頃から母親に「ダメ!ゼッタイ」と教えられて育ちました。
一時期飲食店の食材としてこの手の無菌豚が流行り、私が働いていたイタリアンレストランでも、レアにグリルして供していましたが、少なくない数のお客さんに「ちょっとお、これ焼けてないじゃーん」と言われたものです。
固定概念とは怖いもので、そういう人には「これは無菌状態で育てられたイベリコ豚ですから大丈夫ですよ」と言ってもだめでしたね。
「大丈夫とか大丈夫じゃないの問題ではなく気持ちが悪いんだよ」とも言われました。
その気持ちはわからないでもありません。

それでもこの店の薄くピンクがかった美しい肉に何か言うお客はいないでしょう。
味で普遍的な通念を覆したのです。
豚肉本来の芳醇な香りと豊かな旨味を湛えた肉汁はこの火の入れ具合でないと保てない。お客はそれを理解しているから、この揚がり方を全面的に受け入れているのでしょうね。
洗脳してしまった店もすごいです。



前述のようにサラリーマン客が主体のこの店は常連さんが多いようですが、それはカウンター越しにかつを揚げるご主人らしき男性との会話にも窺えます。
私のような一見も含めて彼らに愛想よく応対しながら、店の隅々まで目配りして、パートっぽいおばさん従業員たちに的確な指示を出す姿には畏敬の念さえ覚えます。
大阪のお好み焼き「きじ」の大将もそうだったっけ。
それでいて完璧な調理。
卵のくぐらせ方、衣のつけ方、からっとした揚げ方、そして火の入れ方、素材の良さだけではなく、それらの技術が数多あるとんかつ屋の中で一番の評価を得る所以なのでしょう。
ご主人の淀みない流麗な所作も一見の価値ありです。
ただしかぶりつきのカウンター席は油の臭いが服に染み付くのは必定ですのでご覚悟のうえどうぞ。
林SPF豚を使っている飲食店は他にも数多くあるようですし、それこそとんかつ屋も都内に数店舗あって、その中でこの「丸一」が堂々たる一位の座にあるのは仕事への評価に他ならないはずです。


口コミサイトの評価に違わぬ店でした。
それにしてもこの日食べたロースかつの倍の値段の「極上」ってどんだけ旨いんだ?
再訪必至ですね。






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この記事に対するコメント

突然のコメすみません。メアドがわからなかったもので・・・

ツイッターいじっていたら、すごく似たアカウントの貴方様に辿りつき・・・!!

ご縁な気がするので、フォローさせていただきます☆
ikunoshinno1 | 2010/12/17 2:41 PM
>ikunoshinno1さん

ご丁寧にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
いくのしん | 2010/12/17 7:29 PM
八分揚げね そのすぐ前のビルの 弊社にも是非お立ち寄り下さい おでんとかやってます ビールもうまい
春雄 | 2011/01/24 6:14 AM
>春雄さん

コメントありがとうございます。
「八分揚げ」というのですね。

>>「すぐ前のビルの弊社」
機会があればぜひ。
いくのしん | 2011/01/24 11:46 AM
私、蒲田在住で丸一の常連でございます。

とんかつランキングの東京一に選ばれていたとは驚きです。
正直、自分の事の様に嬉しいですね。

あんまり嬉しいので、いいこと教えちゃいます。
あのご主人...実は、「サッカー馬鹿」です。

もし、また行く機会があるのなら、
お店の忙しくない時間帯(休憩チョイ前とか)を選んでみては?
サッカーの話すると止まりませんよ。(^-^)
GONZ! | 2011/02/16 5:45 PM
>GONZ!さん

コメントありがとうございます。
そしてコアな情報をありがとうございます。

蒲田のバーボンロードには私が応援しているFC東京のサポーターが集結する飲み屋さんがあるので、丸一さんにもきっと再訪すると思います。
次回ご主人にサッカー話振ってみますね。
いくのしん | 2011/02/18 9:29 AM
多分と表現をしているのはわかるよ、自分も丸一は週に一度食べているでも日本中のとんかつを食べた訳じゃないから丸一が一番かどうかは分からないよね〜
肉大好き | 2012/11/11 5:51 PM
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