再び第三京浜を北へ

いまやサポーターを名乗るのもおこがましい
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訣別の季節 〜天皇杯4回戦水戸戦



 「FC東京で好きな選手は誰?」と聞かれると、すぐに思い浮かぶ選手がいなくて「選手は来ては去って行くもの。我々応援者のロイヤルティはクラブのエンブレムに捧げられているのだ」などと答えたりして、その考えに偽りはないのですが、とは言え選手はロボットなんかではなく、プレイスタイルから性格、容姿まで十人十色、そりゃあ好みの選手、思い入れのある選手はいるものです。


今野の移籍報道がかまびすしいですが、今野は東京にとって言うまでも無く大きな存在であり、もし移籍したとしたら大変な損失ですね。 
個人的には、普段はそれほど意識していなかったのに、失って初めてその大きさを実感させられるものってあるけれど、まさにそんな感じです。
「出て行きたい人は出て行けばいい」とクールに言い放つ人もいて、確かにそういう気持ちもあるのですが、そう簡単には割り切れない思いもあります。

昨年の今頃、降格が決まってやはり去就が取り沙汰されていた時、一度は移籍を覚悟しました。
そして小平に行って「残って欲しいけど、私たちはあなたの決断を尊重する」と伝えたけれど、今回は少し事情が違いますしね。
海外移籍ならまた違った思いで見送ることもできるのでしょうが「なぜ?」という思いが拭えません。
「ACLでやりたい」という気持ちも理解できますが、それなら東京でその出場権を勝ち取って出ればいいじゃないか、とも思いましたが。

まだ正式に発表があったわけではありませんし、今は1%の望みにかけてみたい気持ちもありますが、もう決まりなのでしょう。
土曜の試合で、報道後初めてその姿を見ましたが、表情を見る限り移籍は揺るぎようのないものですね。
試合前の練習が終わった時も、スタンドの歓声に応えることなく、顔も上げず一目散に引き上げていましたし、試合後のヒーローインタビューも冴えない表情。場内を一周する時は実にバツが悪そうでした。
まあこんなタイミングであえて試合後のインタビューに今野を選ぶなんて罰ゲームのような気もしましたが(笑)。隠し事が出来ないやつなんですね。
プレー自体も精彩を欠いているように感じましたが、穿ちすぎでしょうか。

今野のそういう正直なところがみんな好きなんですよね。
よくユニフォームのエンブレムにキスしたりする選手がいますが、そういうのも気分が高揚するし、嫌いじゃありませんが、彼はそういうことを一切しませんね。
性格と言えばそれまでですが、今野はプロサッカー選手という職業をよく理解しているのかも知れません。
シャーも固辞し続けて来ましたが、昇格試合で初めてやったシャーは、今となっては惜別の意味もあったのかも知れないなと思っています。


ゴール裏も覆しようのないことを分かっているのでしょうか、今野祭りみたいなことはやらず、淡々とした応援でした。
これは多くのサポーターの総意を表していたかも知れません。

あと三つ。
元日の国立で笑ってお別れしましょう。














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